ここ2週間ほどで、3回目の鎌倉散策となった。
私にとり、最も近場の観光地であり、寺社仏閣も数多ある、極めて行こうではないか。
あとウォーキングをセットにできることが嬉しい、観光をしながら、ウォーキングができ心身ともに鍛えることができる。一石二鳥である。
3回目の鎌倉散策スタートです!
鎌倉駅に8:15頃に到着する。
なぜ、この時間なのか?
だいだい、寺院は9:00から開門となることが多い、その前に自由に入ることができる
場所を1・2か所周り、9:00をむかえるほうが時間を有効に使うことができるからだ。
閑散とした小町通り歩き、北鎌倉方面に向かい、横須賀線路沿いを歩いていく。
細い道を通り、第一の目的地に向う。
そこには鎌倉駅から7・8分ほどで到着します。
いわや不動
英勝寺に向かう途中に、とは言っても少しルートを変える必要はありますが、お参りすることにしました、
ここは住宅が集まる地区の一角にひっそりと存在してました。
歴史は古く源頼朝が鎌倉入りする前からあったという古いお堂です。
いわやの隣には不動茶屋というお店があり、ケーキ・コーヒーなどを頂くことができます。
右方面に向かうと鶴岡八幡宮に行けますが、今回は左方向に進路をとる。
鎌倉五山の第3位、五山中では最も古い寺となります。
1200年、北条政子が前年に亡くなった夫の源頼朝の菩提を弔う為に創建した。
また、頼朝は鎌倉幕府をこの地を立てることも考えていたといわれています。
英勝寺、第2の目的地である。
「・・・・・」
木曜日は休みであるとのこと・・・。
がっかりしながら、近くの稲荷様に気づく、お参りをすることにした。
気を取り直して、第3の目的地、化粧坂切通(けわいざか)に向かう、距離にして550mとなる。
不安になる看板だ。雨が降ったばかりで路面も悪いし。
とは言っても後退の二文字はない、進むことを選択。
英勝寺と海蔵寺との中間にあります、
住宅街の中に化粧坂の入口があるので、驚きます。
鎌倉七口の1つであり源氏山から扇が谷への通り道である。
幕府創設前からあったとされ、源夫妻も通ったと言われている、この名前の由来は複数あり、どれも決め手はない・・・・。
5分ほどで山の手に出ることができる、公園というか広場になっている。
いつのまにか、源氏山公園に入っていた。
源頼朝像が鎮座しております。
源氏の鎌倉入り800年を記念して整備された公園。
鎌倉では桜の名所として知られております。
また、大仏ハイキングコースというものがあり、紅葉の季節には良いかもしれませんね。
銭洗弁天。
源氏山公園から坂をおり、5分ほどで到着します。
岩に掘られた隧道を通り、抜けた先が銭洗弁天である。
隧道を抜けると・・・、広い空間にでる、複数の社がある。
スペースとしてはかなり広いのである。
様々な鳥居と社がありますので、1つ1つ、お参りをする。
どれも池などの水場があり、金魚・鯉が優雅に泳いでいる。
ここでお金を霊水(冷水ではない)で洗うのだ。ここで洗うと100倍になって帰ってくるという。
1万円で100万円が帰ってくるということだ!!
霊水は奥の院から湧き出しており、鎌倉五名水にも数えられる。あとの4つはどこ??
売店も完備されており、力のいれようが違います!!
時間はまだ9:10、それでも拝観客は20人ほどはいるか・・・。
お金を洗うことに全く興味がなかったので、銭洗弁天は蚊帳の外だったのですが、
撤回します、いやー楽しい場所でした。水と社のオアシスです。
では一旦鎌倉駅に戻ります。
鎌倉駅に向かう途中、ゆるやかな坂を下りていくと、右手に佐助稲荷神社への道が見えてくる、
先日行ったばかりの為、今回はスルーとする。
江ノ電にはまだ乗らず、右手の商店街に入る。
江ノ電の踏切を渡り、21号線の横断歩道もわたる。
そして311号線を進むのだが、路側帯が狭いので多少歩きずらいし、それなりに対向者が多いのだ。
歩いていると、気になる看板を発見。
「八雲神社」である、もちろん急ぐ旅でもないので、寄り道をしていきます。
1081-84年に流行した疫病を鎮める為に京都の祇園社を勧請した。
そのため、庶民からは厄除けさん として信仰が厚いという。
本殿の横には道があり、しかものぼりが登山口を指し示しています(笑)
エールを送っているようで、いいな~。
祇園山ハイキングコースの案内板があります。
丁度このとき、ハイキングの恰好した一団が来たので、びっくりしたが、
皆、こののぼりの間に吸い込まれていった。頑張ってください!
八雲神社の手水舎。
「この水で遊んではいけません」・・・(>_<) 笑わせてくれます。
どんな遊びをしたのだろう、このあたりにわらべは??!
「手水のつかいかた」、もう少し落ち着いた衣装でもよっかたのでは?
元の道に戻り・・・・
さらに歩いていると、またもや気になる場所を発見した、
「安養院」である。
北条政子にゆかりのあるお寺です。
1225年、源頼朝の菩提を弔うために長谷に開いた長楽寺が前身であり、のちに現在の地に移り、
政子の法名から「安養院」とした。
拝観料は投函式。
311号線に戻り、ローソン先の小道に入る。
ここには看板がなく、一見すると迷ってしまうかもしれない。
こんな小道を歩いていく、スマホが無ければ迷うな~。
ようやく目的地が見えてきた!!
妙法寺である。
鎌倉駅東口から徒歩12分、しかし寄り道をすると30分以上かかります・・・。
日蓮上人が鎌倉で草庵を結んだ地には諸説あるが、この妙法寺もその中の1つである。
身延山に入るまでの20年間、ここで過ごしたと言われている。
御覧の通り、ここは鎌倉の苔寺として名高い、本堂の右手奥にある石段は、芸術的な苔で覆われている
こちらで拝観料を支払う。
「今日は天気が良いので海が良く見えます」という言葉に心が躍る。
奥に向かいます。
これが見たかった、鎌倉の苔寺!!素晴らしい光景だ。
さらに上に向かう道が続く・・・・。
1つ目を登ったところには、釈迦堂跡と法華堂があり、さらに登ったところには御小庵跡、
さらに奥には、護良親王、日叡上人のお墓がある、
さらに前方には森が開け、相模湾を見ることができる、汗をかいた体に風が心地よい。
下りる階段から苔の階段を眺める・・・。
そのあとは程よい人数で江の島駅に向かうのだ。
今回も途中下車をすることにした、時刻は11:09、江ノ電・腰越駅を下りる。
腰越駅から5分ほどで、小動神社(こゆるぎじんじゃ)に着く。
小動岬にある地元の鎮守社である。
隣の海神社のうみ亀がかわいい。
小動神社の奥にはコンクリートの無粋な囲いがあり、そこは展望台となっている。
そこには、またもや無粋な鉄柵があり、景観をダメにしている。
かつて源平合戦で活躍をした佐々木盛綱は、小動山からの景色に感動したという。
晴れていれば富士山も見ることができるという、昔は当然遮蔽物などなく、
素晴らしい景色であったのだろう・・・、想像してみよう。
腰越の商店街を通り、江の島駅に向かう。
扇屋さんの近くで江ノ電が通過するのを待つ。
扇屋とは、和菓子屋で江ノ電最中などを買うことができる。
小田急線・片瀬江の島駅が見えてきた。
11:51発の町田行に乗り家路につく。
車内はいつも通り、空いている。
今度は江ノ電で藤沢駅まで行ってみようかななどと考えながら、電車は藤沢に向かっている。
この鎌倉シリーズはまだ続けようと思う、
回数を重ねるごとに天気は良くなっている、いい傾向だ。
しかし残念ながら、富士山を望むことができない・・・、
富士山と江の島、富士山と江ノ電など、撮りたい組み合わせはたくさんある、まだまだ時間はあるし、
おそらくは実現はするだろう、楽しみだ。
完