KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

西馬音内盆踊りに行こう!1日目【後半】(2018年08月17日)

西馬音内盆踊りに来ているKITである。

前半は、秋田・西馬音内への移動、有料観覧チケットを購入の記事を書いた。

 

後半戦は、西馬音内盆踊りの観覧となる。

 

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 では、行ってみよう!!

  

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18:00過ぎ、町役場駐車場を出発。

様々なところに臨時駐車場がある。

 

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橋場バス停。

こちらは湯沢駅行のバス停である。

 

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端縫い衣装を着たマネキンが見送る。

 

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 空を見上げると、陽が沈む空に踊り子が見える。

 

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 端縫いを来た踊り子が躍る。

 

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ようやく、提灯に光が灯る。

  

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 本日2回目のゲート通過だ。

 

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 この正面には、年季の入ったおもちゃやがある、

ここには、お土産も売っており、かなりの種類がある、一見の価値あり。

 

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国指定重要無形民俗文化財、長いな・・・。

 

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アンドー(正面の店舗)から交通規制が始まる。

 

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手前は一般席スペース、すでに場所はない。

 

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スーパーバザール(地元のスーパーマーケット)から有料観覧席が続く。

 

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盆踊り会館に来た、

特設櫓の下の席はどうなんだろうか・・・、音がすごそうだ。

 

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地元の中学生だろうか・・・演奏をしている。

 

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祭り開始まで1時間近くある、座る席があるので気持ちは幾分楽である。

 

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ここが直線から曲がりUターンする唯一の場所だ。

 

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19時過ぎ、篝火に火がつけられる。

 

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もう祭り開始まで、すぐだ!!

 

19時30分2018年・西馬音内盆踊り2日目、開始!

寄せ太鼓が鳴り出し、

「ヤートーセー ヨイワナ セッチャ」という掛け声から始まる、

『音頭』と呼ばれる踊りである。

後半からもう1つの踊り『がんけ』が躍られる。

 

時勢はどうでも 世間はなんでも おどりこおどたんせ(アーソレソレ)

日本開びゃく 天の岩戸も おどりで夜が明けた(サカサッサ)

 

特設の櫓、はやし方は、笛・大太鼓・小太鼓・三味線・鼓・ 鉦などで演奏をする。

そこに、地口、甚句の唄い手が加わる。

 

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19:30から、子供を中心とした踊りが始まり、

子どもの周りに親がついて周る、それが微笑ましくもある。

そして、今はあまりうまくない子供たちも、やる気のない子供たちも、

数年後には西馬音内盆踊りの立派な踊り手へと成長していくのだろうか。

 

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彦三頭巾の踊り手、独特の風貌だ。

黒頭巾が登場する祭りは、他にあるのだろうか・・・。

 

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こちらは編み笠端縫いを来た女性の踊り手だ。

 

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西馬音内盆踊りで使う編み笠は、他のと比べ、大きく反り返っている。

藺草を材料として作り、両端の張り出しが特徴。

かぶった際、開きすぎて顔が見えないように、端をとめておく。

 

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女性が編み笠を付け、男性と子供(若手)が彦三頭巾を付けるという。

 

 

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踊り手は、編み笠か彦三頭巾をかぶる為、一見性別がわからないことも多い。

しかしこれが、幻想的な雰囲気を醸し出している。

前半は子供が多いが、子供だけではなく、大人も一緒に踊っている。

 

 

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北都銀行の2階が西馬音内盆踊り鑑賞の為に設計されたと思われるほど、

完璧な造りだ、うらやましい・・・。 

 

 21時頃、踊りは一時休憩となる。

18:30~21:00までは子供の時間、

21:00~23:00は大人の時間となる・・・そんな感じだ。

 

休憩時間に砂がまかれていく、『がんけ』の始まりである。

 

地口と甚句の内容は、即興的なもの、ユーモラスなもの、世間を風刺したもの、

下ネタを取り入れたもの・・・と決まったくくりがない。

その為、毎年同じ唄は無いと言ってもよいかもしれない。

(もちろん、定型的な基礎はあるので、毎年まったく違うことはないのだが)

 

私たちのよく知っている盆踊りは、中央にある櫓の周りを音源と太鼓に合わせて

踊る光景を想像するかもしれないが、

西馬音内は違う、音程に合わせ、思い思いの言葉をのせることができる、

古くから続き、歴史も長いが、それに留まらず、先に、未来に向けて続く・・・

そんな祭りである。 

 


馬音内盆踊り2018・5

がんけは亡者踊りとも呼ばれ、歌詞や節回しには哀調が漂う、

『音頭』よりテンポが速くなり、回転する所作がある、その際、先ほど撒いている砂の音がよいのだ。

 

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端縫い衣装が素晴らしい、これまでの祭りでは見た事がなく、とても新鮮だ。

隣りの藍染めの着物もいい。

 

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『がんけ』の亡者踊りは、彦三頭巾の踊り手とマッチする・・・。

 

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何も考えずに、ボーと眺めていてと、不思議な感覚になってくる。

簡単にいうと、楽しい時間だ。

 

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踊り第2部が始まってから、踊り手が次々と輪の中に入っていく。

 

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見てて、全く飽きが来ない、なぜだろうか・・・。

ごたくを並べても限界はあり、この魅力は実際に見ることでしか、真の理解はできない。

 

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時折、目の前を通る流麗な踊り手たち。

『なんと優美だろう・・・・・』それを眺められることに喜びを感じる。

 

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写真は残念であるが、踊りはすばらしい、

この良さが少しでも伝わり、行ってみたいと思ってくれればと思う。

でも関東圏または以西から秋田・西馬音内へは遠い、移動手段や宿泊など、

しっかりと準備・計画を立てなければならない。

 

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気合に入った男の踊り手もいる。

 

『音頭』が始まる。 

秋田弁(?)がなんとも言えず、いいな~。

隣の嫁こさ 盆おどりおせたば ふんどし礼にもらた

早速持て来て かがどさ見せたば 横面なぐられた

 

 

『音頭』 

西モ内名物 橋場万頭に 薄皮青万頭

おらえの赤ちゃん またもまんじゅうで しゅどかが大むくれ

 

『音頭』

白玉喰いにえご 白玉喰いにえご 白玉喰いにえたば

上から白玉 下から金玉 はらんなか玉だらけ 

会場から笑いが度々起こる・・・。

 

『がんけ』へ

 

『がんけ』

こよい一夜を まけずにおどれ オジャレかがり火 ササ 消えるまで 

 

月は 更けてゆく おどりはさえる 雲井はるかに ササ かりの声

 

途中からテンポがはやくなくなる、終わりが近い・・・

そして次に遅くなっていく・・・。

終わり直前には、さらに早くなる、最後の輝きだ。

 

そして突然の終わりである、

なんだか、寂しい気持ちになるが、明日もある!!!

 

皆、櫓に向かい歩き、走っていく。

 

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 23時、予定通りの終了となる。

 

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 見物客は四方に分かれ帰っていく。

しかし今日は寒かった・・・・今日は秋田でも特別に寒い日であった。

使わないと思いながらも持ってきた長袖パーカーがこんなに役に立つとは。

なければ、やばかった・・・・。

 

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 これから湯沢のホテルに戻る、

夜道ではあるが、幅が広く、きれいな道路なので、怖いことはない。

初めは、どんな山の中だろう・・・と考えていたが、そんな事はなかった。

 

ホテル到着は23時30分を過ぎる・・・、

とっても遅い夕飯(夜食)を食べ、就寝。

 

西馬音内盆踊りに行こう! 1日目 完

 

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