越中八尾・おわら風の盆2日目の中日、私にとっては最終日となる。
NHK情報番組ではおわら風の盆が紹介されていた。
今現在の八尾町の町並みが映る、雨は降っていないが、これから降る予報だ。
おわら風の盆は少しでも雨が降ると中止になる、三味線や胡弓はとてもデリケートなのだ。
ホテルは10時にチェックアウトしなければならない。
そしておわら風の盆は15時からおこなわれる、それまでかなりの時間が空くのだ。
もう4回目となると『プチプランも弾切れ』になってしまう。
今回は雨なので町並み散策や絶景散策などは不向きとなる。
ということで富山県美術館に行くことに決めた。
これは下記のリンクから↓
まずは越中八尾までの往復乗車券を購入する、
次に乗車整理券を受け取る、時間ギリギリで乗車整理券①を手に入れた。
当初は②(2番目)の列車で行くつもりであったが、なんとなく間に合ってしまった。
間に合ったのなら『行ってしまえ!』ということだ。
13時に越中八尾に着いた。
少し早い気もしたが、まあいいだろう。
一つ心配があるとしたら、雨が降った時だろう・・・。
それでも車内の乗車率は120%(かなり適当)であり、つり革につかまり越中八尾まで来た。
この日のみ2両増設となり4両編成の運行となった、前2両は一般客用、後ろ2両はおわら風の盆専用となった。
少し時間があるので越中八尾駅を見てみよう。
駅舎内には過去のポスターが貼られていた、
今思えば、買うべきだったかな・・・と少し後悔。
まだ早いのか、係員もいない。
私はマップを見なくとも大丈夫なほど、八尾の町に来ているし、昨日もらっているので問題無し。
駅前には「御宿みよし」があった、ここに泊まれば深夜まで楽しめるのにな~。
まぁ、予約なんて無理だろうけど。
井田川にさしかかる、右方には石垣が少し見え、左方には聞名寺の屋根が見える。
やはり天気は悪い。
坂のまち大橋からは高山本線・ワイドビューひだ号が見えた、これに乗れば高山や飛騨古川、下呂などにも行ける。
高山に泊まり、そこから八尾という選択肢もあるのか。
坂のまち大橋を渡り直ぐ右へ曲がる、初めてこのルートを歩いてみた。
この交差点で左に曲がれば八尾の町へ上がっていく。
この看板には交通規制が案内されているが、
1日・2日は15時~翌日1時まで規制、3日は18時~翌日1時まで規制される。
車で来る場合、1時以降ならどうにかなりそうだ・・・。
八尾宝くじ販売センターを上がっていく。
この前には屋台村のようになっている、あまり人がいるイメージはないが。
まだまだ時間もあるし、おたや階段にやってきた。
昨日とは違い階段には誰も場所取りをしていない、平日で雨予報だからか。
ここはおわら玉天のお店だ。
「玉天」は八尾の銘菓であり、複数の店舗で販売されている、
その味の違いはわからないが、見た目はほぼ一緒だ。
味はというと、おいしいとは言えず、不味くもない・・・。
不思議な食べ物と言ってもよいかもしれない。
そしてついつい買ってしまうのだ。
諏訪町通りを歩く、
13時40分なので人もまばら、ここもまだ交通規制はひかれていない。
上に見えるあの建物は何だろう、何かの櫓だろうか。
あそこからは八尾の町が一望できそうだ。
14時過ぎには雨が落ちてきた。
とうとう来てしまったか・・・わかってはいたがショックは隠せない。
しかし続々と見物客はやってくる、
このような天候であっても、皆期待を持ってやってくるのだ。
諏訪町通りのぼんぼりは「ダイドードリンコ 日本の祭り」が多い。
坂を上がり東新町まで歩いてきた。
予定では14時30分から輪踊りがおこなわれる。
東新町公民館前で待つことにした。
待つ間にも小雨が降ったり止んだり・・・とはっきりしない。
東新町も開始のタイミングを計っていた。
さて今日は横浜に帰る日、
富山18時15分発の新幹線をとっている、17時過ぎに越中八尾駅を出なくてはならない。
そんなに踊りを見ることはできないだろう、
でも、こんなおわらの年があっても良いだろう。
15時24分頃、輪踊りのGOサインが出た!!
こどもが鐘を鳴らし、踊りを始めることを各家に知らせている。
とうとう始まるのだ。
かわいい早乙女姿の子供たちも集まってくる。
続々と踊り手が集まる。
これで最悪でも1つの踊りを見ることができる。
まずはよかった!!
15時30分、1時間遅れで始まった輪踊り。
踊りがはじまると笑顔だった子供たちも真剣な表情へと変わる。
やはり編み笠を付けると趣きが違う。
距離感が近いもの醍醐味と言えるだろう。
伸ばす手が当たりそう、この距離感もおわらの醍醐味だろう。
踊りを見終え、
八尾の町最奥の東新町から駅に向けて移動していく、さて何組の踊りを見ることができるだろうか?
こちらは上新町、曳山会館がある通りだ。
ここには上新町の大変立派な公民館がある。
この周りには人が集まっており、なんだか踊りがはじまりそうな予感だ。
よし、待ってみよう!
16時少し過ぎ、踊りが始まった!
本日2つ目だ、素直にうれしい。
ここで見るのは初めてだ、まだまだおわらに「初めて」はたくさんある。
来年以降も来なくてはな。
2階の襖前でも3人が踊っている、
ここは降雨時の為の踊り舞台として作られたのだろうか、そうとしか思えない。
この舞台には4人が限界かもね。
駅に向かって歩いていると町流しにぶつかった。
こちらは東町だ、沿道両脇には見物客が大勢おり、その隙間を縫って進む。
おわら資料館前を通過中。
追いつき、追い越され、一進一退の攻防だ(笑)
正面に周りこみ写真を撮る、町流しはいいな~。
16時35分、そろそろ行かないといけない、町流しはまだ続きそうだが、
ここで別れよう。
十三石橋から坂のまち大橋を見る。
ここを渡ると寂しい気持ちになってくる。
八尾の町を眺める、19時から再び最高潮を迎えていく。
そして3日目も残っているのだ。
福島交差点まで来た。
まだ私の令和元年のおわらは終わらない。
最後に福島支部だ。
郵便局前で花踊りをしているのだろうか。
そして最終日翌朝・高山本線の始発には「見送りおわら」を行う。
「最後の感動・福島支部だ」
2019年の見納めだ。
これから来る人が多い中、帰るという・・。
こんな年もあってもよいだろう。
17時17頃発車の高山線に乗る。
富山ではホテルで荷物を受け取り、新幹線チケットを発券して、お土産も見なくてはならない。
30分弱しか時間が無い為、効率的に動かなくてはならない。
北陸新幹線かがやきが入線する、富山18時15分発だ。
これで富山ともお別れだ、また来年!!
KITの「おわら風の盆」はまだまだ終わらない!