文化勲章受章の日本画家・松尾敏男の回顧展がそごう美術館で行われている。
「清心な絵画 松尾敏男展」が正式名称である。
期間は、9月8日~10月14日の約1ヵ月間である。
行ってみようではないか!!!
そごう美術館HPより。
そごう美術館は、そごう横浜店6階にある。
10時から20時までが開催時間となる。
松尾敏男は、日本美術院の前理事長であり、文化勲章受章の天才画家でもある、
牡丹の名手と言われ、牡丹を書かせれば右にでるものはいないという。
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/18/matsuo_toshio/
画像:そごう美術館
この展示会は、松尾敏男が生前に、自らの最後の展覧会と位置付け、選考した作品50点をメインに展示している。
そごう美術館の入口、胸が高鳴るぞ。
正面に描かれている『夜想譜』、これが幻想的で素晴らしい。
なんとも言えないもの悲しさを感じてしまう。
入場料、1,000円/大人1名を払い、中へ急ぐ!!!
急ぐ理由は・・・
14時から特別イベントが行われているのだ、今は14:20だ。
「父、松尾敏男へのレクイエム」として、
コンサートと松尾敏男のエッセーの朗読が行われるのだ。
急いでいくと、朗読の直前であった。
「松尾敏男のエッセイ」の紙を貰い、その朗読に情景を思い浮かべてみる。
題名は『花との対話』である。
それに、松尾由佳氏のピアノが心に沁みわたるのだ。
背後には、「長崎旅情」の絵画が掛けられている、稲佐山の夜景であると思うが、
家々の灯りがホタルの光のようで、美しいと思うと同時に少しだけ儚さを感じてしまう。
イベントが終わり、入口近くの絵から見て行く。
絵画の1つ1つが大きいことに驚く、3・4歩後ろに行かないと全景は見えない。
屏風図が数枚展示されていたが、これがまた良いのだ、
近くで細かく見て、遠く離れて全景を見る、左から見る、右から見る・・と
様々な視点で見ることができる。
日本以外にも、ヨーロッパやインド・中国などを題材とした絵も複数あり、
この絵画だけが撮影可能である。
『玄皎想』
牡丹の下で、猫が穏やかに眠る、松尾敏男は猫好きでもあった。
そして、
福島県の須賀川牡丹園には40年以上も牡丹を描きに足を運んだという。
牡丹と猫、松尾敏男の最後の作品にふさわしい絵といえるかもしれない。
説明文には、松尾敏男と猫を重ねている・・・。
出口の近くには、
「叫び」、来日のチラシが置いてあった。
2018年10月ムンク大回顧展である、10月27日からまじかに見ることができる。
初日は、気合を入れて行こう!!
前売り券は購入済だ。
その前に、松尾敏男の回顧展は、もう一度だけ行こうかな。
その時には、回転木馬と猫のクリアファイルを買おう。
なんだか、とても有意義な日曜日を過ごした、そんな気持ちになった。
松尾敏男展に行こう! 完