KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 松尾敏男展に行こう!(2018年09月30日)

文化勲章受章の日本画家・松尾敏男の回顧展がそごう美術館で行われている。

「清心な絵画 松尾敏男展」が正式名称である。

期間は、9月8日~10月14日の約1ヵ月間である。

 

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行ってみようではないか!!! 

 

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www.sogo-seibu.jp

 そごう美術館HPより。

 

 

 

そごう美術館は、そごう横浜店6階にある。

10時から20時までが開催時間となる。

 

松尾敏男は、日本美術院の前理事長であり、文化勲章受章の天才画家でもある、

牡丹の名手と言われ、牡丹を書かせれば右にでるものはいないという。

松尾敏男の師は堅山南風であり、堅山の師は横山大観である。 

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https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/18/matsuo_toshio/

画像:そごう美術館

 

この展示会は、松尾敏男が生前に、自らの最後の展覧会と位置付け、選考した作品50点をメインに展示している。

 

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 そごう美術館の入口、胸が高鳴るぞ。

 

正面に描かれている夜想譜』、これが幻想的で素晴らしい。

なんとも言えないもの悲しさを感じてしまう。 

 

入場料、1,000円/大人1名を払い、中へ急ぐ!!!

 

急ぐ理由は・・・

14時から特別イベントが行われているのだ、今は14:20だ。

 

「父、松尾敏男へのレクイエム」として、

コンサートと松尾敏男のエッセーの朗読が行われるのだ。

急いでいくと、朗読の直前であった。

松尾敏男のエッセイ」の紙を貰い、その朗読に情景を思い浮かべてみる。

題名は『花との対話』である。

それに、松尾由佳氏のピアノが心に沁みわたるのだ。

背後には、「長崎旅情」の絵画が掛けられている、稲佐山の夜景であると思うが、

家々の灯りがホタルの光のようで、美しいと思うと同時に少しだけ儚さを感じてしまう。

 

イベントが終わり、入口近くの絵から見て行く。

絵画の1つ1つが大きいことに驚く、3・4歩後ろに行かないと全景は見えない。

 

屏風図が数枚展示されていたが、これがまた良いのだ、

近くで細かく見て、遠く離れて全景を見る、左から見る、右から見る・・と

様々な視点で見ることができる。

 

日本以外にも、ヨーロッパやインド・中国などを題材とした絵も複数あり、

原画を描いた白鵬関や栃東関の化粧まわしも展示されている。

 

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この絵画だけが撮影可能である。

 

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『玄皎想』

 

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牡丹の下で、猫が穏やかに眠る、松尾敏男は猫好きでもあった。

そして、

福島県須賀川牡丹園には40年以上も牡丹を描きに足を運んだという。

牡丹と猫、松尾敏男の最後の作品にふさわしい絵といえるかもしれない。

 

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説明文には、松尾敏男と猫を重ねている・・・。

 

 

出口の近くには、

「叫び」来日のチラシが置いてあった。

2018年10月ムンク大回顧展である、10月27日からまじかに見ることができる。

初日は、気合を入れて行こう!!

前売り券は購入済だ。

 

 

その前に、松尾敏男の回顧展は、もう一度だけ行こうかな。

その時には、回転木馬と猫のクリアファイルを買おう。

 

なんだか、とても有意義な日曜日を過ごした、そんな気持ちになった。

 

松尾敏男展に行こう! 完