KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

天空のお寺・笠森観音に行こう!

千葉県、房総半島の中央にある「笠森観音」に来ています、では後編スタートです。

turumigawa915.hatenablog.com

 

ついに見えてきました、仁王門(二天門)、

横浜から長い道のりだった、車でくれば楽だったけど、その分感動もひとしおだ。

 

(笠森観音)

坂東三十三観音の札所の三十一番札所の石板がたっている。

 

左右には風神様・雷神様が睨みをきかせていた。

 

その横には閻魔様が控えており・・・。

 

その向かいには奪衣婆が素晴らしい笑みを浮かべていた。

 

仁王門からはすでに観音堂が見えていた、ついに来たぜ!

 

重要文化財「笠森観音堂

 

龍神の手水舎、水が蒸発したかのような猛暑日に、手水舎の水は心地よかった。

 

笠森観音は延暦3年(784年)に伝教大師最澄上人が楠の霊木で十一面観世菩薩を刻み、山上に安置して、開基したと伝えられている。

観音堂は1028年に建立され、その建築様式は日本で唯一の「四方懸造り」である。

(パンフレットより)

 

明治時代には国宝に指定され、昭和25年には国指定重要文化財になっている。

 

上り・下りで階段は分かれており、ここで靴をビニール袋に入れて、持ち運びます。

(ビニール袋は各自で持ち帰ることになります)

 

これはすごいところに建てたな~と感嘆する、平地もあっただろうに、どのような経緯にてこのような難しい立地に観音堂を建てたのだろう。

 

山などの急な斜面、段差のある場所に造る様式を四方懸造りという。

なんだか、京都の清水を想起されるような雰囲気だ。

 

複雑すぎる・・・なぜかジェンガを想像してしまった。

 

急な階段を上り終え、受付にて拝観料300円(大人)を支払います。

 

水分が蒸発してしまったかのような乾燥具合、時折吹く風がからからであっても気持ちいい。

 

お堂内は撮影禁止、白い糸は観音様と繋がっています。

 

お堂の周りの回廊を一周することができる、房総の山々を360度楽しむことができる大パノラマ。

 

見渡す限り、森と山だけ、一部ポツンと一軒家的な場所があったけどね、下に見えるのは仁王門らしい。

 

では降りていきましょう、あまりにも急なので手すりは必須だった。

 

次に別の角度から観音堂を見ていきましょう。

 

圧巻の造り、この造りでこれまでの台風・暴風をくぐりぬけてきたのだ、芸術品でありながら、かつ質実剛健

 

これまでの様々な補強をしてきたに違いないが、素晴らしい眺めだ。

 

松尾芭蕉も句を詠みに来るし、安藤広重も浮世絵に描くわけだよ。

また御来光の道(レイライン)に位置しており、千葉では玉前神社、ここ笠森観音となる。

 

どの角度から見ても美しい、ここは全力でお勧めできるパワースポットだ。

 

ここは紫金閣という場所、一般の人は中に入れないと思うけど、関係者が数人おられた、この前にはミストが噴出しており、真夏の中のオアシスとなっていた。

 

金閣の隣りの階段上には六角堂がある、行ってみよう。

ちなみに左に見えるのはお手洗いだ、下の駐車場にもきれいなトイレがあるので安心。

 

六角堂の木々の隙間から見える観音堂も素晴らしい。

 

こちらは二天門、向こうに見えるのは観音堂だ。

 

さらに上へ行くと、鐘楼堂があり、鐘をつくことができる、周辺には民家がないので、それもできるのかもしれない、久しぶりの聞く鐘の音はよかった。

 

これは観音堂と六角堂だ。

 

境内には土産屋があり、黒猫グッズがたくさん置かれていた、黒猫を飼っている人にはたまらないお店に違いない。

 

メダカが涼し気に思えた、かわいいね。

 

境内には「くろねこCAFE」という喫茶店があり、土日などに営業しているという、本日は平日のため、休業日だった。

 

境内には自販機があり、ここでカルピスを補給した・・・めちゃくちゃ美味しかった!

 

長南町郷土資料館が4kmほどの場所にあるらしい、バスの来訪者には無理な話だ。

 

周辺マップにて、健脚の人ならぐるっと周ってみてもいいかもしれない。

真夏日はやめたほうがいいけどね。

 

なんだかんだで、笠森観音には1時間40分ほどの滞在となった、実際にはバス停からここまで15分、参拝・土産物色など30分とすれば、約1時間ほどの所要となるのかもしれない。

 

たしかに火気には注意だ、この看板を至るところで目にした。

 

バス停から近い、切通しルート、少しだけ歩いてみた。

 

猪注意の看板も数か所あった、遭遇したらどうすればいいのか?

日頃から考えておき、冷静に判断しないとならない、クマと同じでいいんだっけ?

 

切通をUターンして町営の駐車場にやってきた、ここではトイレタイムと自販機での給水タイムをとった。

 

笠森バス停、他の人は誰一人いなかった、牛久から来た方はやはり1時間で参拝を終えて、牛久行きのバスで戻ったのだろう。

 

時刻表が白い、昼は2時間に1本ほどのペースだ、計画は万全にしないとね。

 

笠森14時発の小湊バスに乗車、車内は快適そのものオアシスだった、ここから40分ほどのバス旅となった。

 

JR茂原駅ホーム、この周辺はそこそこにひらけていた、特急に乗りたかったけどほぼ満席にて断念、さすが夏休みだな。

 

蘇我駅にて総武快速横須賀線直通に乗り換え、一気に横浜へ向かうことにした、それにしても笠森観音は遠かった、車ならまだましだっったのだろうけど、公共交通機関となると、とても遠い場所、房総のど真ん中、笠森観音だった。

 

天空のお寺・笠森観音に行こう! 完