とうとう来ました、10月27日!!
『ムンク展~共鳴する魂の叫び~』の初日である!!
開催期間は、2018年10月27日~2019年1月20日。
エドヴァルド・ムンク(1863-1944)の大回顧展、
ムンクファンの聖地・ノルウェーのオスロ市立ムンク美術館が所蔵するコレクションを中心として約100点の作品が並ぶ。
そして『叫び』(テンペラ・油彩画)の初来日だ。
ムンクの絵を「怖い・気持ち悪い・・・」などの感想を言う人は少なからずいる、
その元凶は『叫び』であろう・・・。
私も初めて見たときは、衝撃を受けた、なんと考えさせらえる絵なのだろうかと。
何を思い、何を考え、あの絵を描いたのか、それらに興味が惹かれる。
『叫び』は1つの作品ではなく、同じ題材で5点の『叫び』がある。
・油彩画
・パステル画
・パステル画
・テンペラ画 である。
この絵は、ムンクの体験をもとに描かれた作品であり、
絵の人物がムンクでもないし、叫んでもいないのだ。
ある日の夕暮れにムンクが友人と歩いている、
疲れており、気分が悪かった・・・
立ちすくみフィヨルドを眺めると・・・
太陽が沈む光景があり、雲が赤くなった、それも血のように、
その時、ムンクは『自然を貫く果てしない叫び』を感じたという。
その時の夕焼けの空は、ムンクにはただの夕焼けに見えなかった。
あの叫びの人物は、
『自然を貫く果てしない叫び』に慄き耳をふさいでいるのだ。
では実際に行ってみよう!!
上野駅には8時35分頃に到着した。
行列は覚悟しているが、どれほどのものかは予測ができない。
緊張の面持ちで、しかも速足で東京都美術館を目指す。
まずは上野動物園が見えてくる、ここを右に曲がれば美術館だ、
『ん?! 列が見えてきた!! 建物の周りをが人が巻いている!!』
これはヤバいのでは???? と緊張が走る。
そして近づき、それが安堵に変わる。
美術館の手前には門があり、そこからの列であり、驚愕するほどの人数ではなかった。
それでも200人から300人ほどかな・・・・・。(なんとなく)
8:45から列に並び、開園の9:30まで45分間、楽勝だ。
天気が回復してきた、良い兆しだ。
そして時刻通りに門の中へ、入口にはテレビの撮影班もきていた。
エレベーターを降り、建物に入る、前売りチケットを持っているので、
そのまま入場の列へ。(大多数の人が事前にチケットを持っていた)
9:30から随時、入場となる、10分~15分ほどで入ることができたと思う。
中に入ると、それなりに絵を落ち着いてみることができた、
『叫び』だけはそれなりに列となっていたが、それでも問題ないレベルだ。
『メランコリー』
寂しい絵である、桟橋には男女がおり、手前の男性は孤独に、憂鬱な表情をしている、
これと似たような構図の絵もある。
「夕暮れ、メランコリー」「渚の青年たち」などだ。
『夏の夜、人魚』
月光の柱がムンクの描き方の特徴、
この人魚、とてもつまらなそうだ、または茫然自失、絶望しているようにも見える。
『赤と白』
この女性二人は、同じ女性ではないかと考えられている、
女性の二面性、または異なる段階と言われており、
白は純真・無垢、赤は情熱とエロティシズムである。
『絶望』
「叫び」と似たような構図であることがわかる、
しかし、
この主演者は、耳をふさいでいる人物から、物憂げな男性に置き換わっている。
何に対して、絶望をしているのだろうか。
『接吻』
男性と女性の顔が溶け合っているようにも見える、
とらえ方は多すぎてよくわからない・・・。
『森の吸血鬼』
男性の首筋にキスをしている女性、それだけだ・・・。
『目の中の目』
樹の下で男女が向かい合っている、アダムとエヴァをイメージさせる。
家、青空と緑の芝と・・・ありきたりな光景の中に、
異様な2人が向かい合う、男性には口がなく顔には生気がない、
女性は無機質な目を向け、髪が生きているように男性に伸びている。
『別離』
浜辺の描写は多く、オースゴールストランの浜からのイメージとされている。
女性の姿は美しくみえる、しかし髪は大気と溶け合い、スカートは砂浜に同化している、失意の男性は胸に手を当て、血だろうか・・・そして赤い花が咲いている。
『生命のダンス』
ここでも月明かりの柱が描かれている、
白いドレス、赤いドレス、黒いドレスの女性は、人生を表しているらしい、
白は純真さ、赤はダンスをしており性愛を表し、黒は人生の終わりが近いということだ。
それにしても、右から2人目の人はなんだろうか・・・。
『青いエプロンをつけた二人の少女』
これは他意がなさそうな絵だ!
これをムンクの作品とわかる人は少ないだろう・・・。
『星月夜』
なんて綺麗な題名だろうか・・・。
そして遠くの景色もきれいにみえる。
手前の横顔の人物はムンク本人とされており、写る影の雰囲気から、
ただ美しいものではないだろう・・・。
『自画像、時計とベッドの間』
老人となったムンクが針の無い時計とベッドの合間に立っている。
背後の開いた扉の向こうはどこにつながっているのだろう。
※ベッドの柄のトートバックがショップで販売されていた。
そしてお待ちかねのミュージアムショップへ。
『本当の地獄はここからだ!!!』
人で溢れかえり、会計の列はすでにとぐろをまいている。
人が多すぎて、商品をみるのにも一苦労だ、
選び終わる頃には、会計の列はショップ入口まで伸びていた、
それでも、段々と進み、会計近くまで来た、
(もう少しだと誰もが思っていた・・・・・)
『あれ? 出口の外に誘導されているゾ・・・。』
(そこで気づく・・・)
『列が外まで伸びているじゃねーかー!!!!!!』
と心で叫ぶ!
こんなところで『叫び』体験はいらん!!
そして同時に『絶望』の感情がうまれる。
それは、フロアの奥まで伸び、ぐるっと周り、ショップ内に戻ってくる。
最後に会計前のとぐろを抜ければ、ゴールだ!
ようやく会計を済ませ、ロビーまで来た。
この画像がスゴイ、ムンクの絵が次々と変わっていくのだ、
ぐにゃ~と絵がかわる、おもしろい演出だ。
変わった。
自画像へ。
『地獄の自画像』『青空を背にした自画像』『夜の彷徨者』(これは自画像か?!)
そして『叫び』へ
女性のシルエットが形成されてきて・・・。
『赤と白』の女性にかわった。
これは『別離』の女性、隣りには男性がいるのだが、見きれている。
建物入口まで出てきた、では帰ろう。
時刻は11:45、列はできていない、
ミュージアムショップだけだ、長蛇の列は・・・。
『ムンク展』良かった!!
もう1枚、前売りチケットを持っている、来年にいくつもりであったが
今年に行こうかな・・・。
ではミュージアムショップで購入した戦利品を。
『ム~チョの叫び』
内容は湖池屋のカラムーチョだ。
パッケージの背面だ。
なんてシュールなばあさんだ。
こちらが側面だ。
中身は、小袋が6パック入っている、味は馴染みのカラムーチョだ。
ピカチュウの叫びだ。
こちらはハンドタオルだ。
クリアファイル(ピカチュウ)
クリアファイル(イーブイ)
クリアファイル(ミミッキュ)
クリアファイル(叫び)
ポストカード(叫び)
ムンク展公式図録。
あと何回行くことになるのだろう・・・。
『平日にいきたいな~。』
ムンク展に行こう! 完