山荘といえば事件だ!!
まぁ、眺望山荘では事件は起きなかったが、いい景色とは出会った。
2020年、昨年に行った場所であり、1年遅れの更新となった、
特急踊り子号も2日目には出てくるので、楽しんでくれる人は楽しんでほしい。
眺望サイコー!!
ここが今回の舞台となる。
ここは土肥実平のゆかりの地・・・ということは、そう、JR湯河原駅だ!
ここからタクシーに颯爽と乗り込み、本日泊まる山荘へと向かう。
「山荘?!」
「眺望山荘」に到着!
なんだか、殺人事件が起きそうな名前だが・・・・。
まさか自分が山荘に泊まることになるとは、タロット山荘殺人事件、電脳山荘殺人事件が真っ先に思い浮かんだ(笑)
御年輩の方々は浅間山荘を思い浮かべるのかもしれない。
「ホテル眺望山荘」
山荘とは、山中にある別荘あるいは旅館ということらしい。
ここは人気があり、週末などは満室となることが多いホテル、それに眺望のいい客室は特に取りづらい状況となる、今回は空きを発見したので突撃となった。
実際には山の中ではないが、高台にあるホテルということは、この画像を見るとわかる、山の端が浮かび、湯河原の町灯りがいい感じにマッチしている。
こんな感じで景色を楽しんでいるとご婦人に声を掛けられた、ここで撮影中止、ここのご主人の奥方だろう、案内されるままに山荘内に入ることにした。
館内に入ると、温厚そうなご主人が対応してくれた、こちらがホテルオーナーだろう、
たぶん、ご夫婦で経営されているのかな。
1階ロビーでチェックインをすませて、ご婦人に部屋に案内された、その際温泉についてもレクチャーを受けた。
私はこの部屋に泊まりたかった、なぜ泊まりたかったのかは、後ほどわかります。
客室としては広くはないが、まったくもって問題はない、ビジネスホテルに比べれば、何倍も広いぐらい(比較対象が間違っているが。)
この座椅子の化け物にような巨大ソファーがドーンと置かれている、ツインルームなので、二人で座れる大きさということだろうか。
大多数のホテルは椅子や脚のついたソファーに座ることが多いので巨大座椅子というの
も新鮮でいい、机のチープさが少し気になるが、気になるほどではない。
客室の一角には洗面所がある仕様、他にないこともないが珍しい部類に入る造りだ。
お隣りにあるのがバルコニーに出られるドアだ。
これは??!
VHSビデオではないか!
絶滅危惧種の!(笑)
自宅ではまずは使わない正方形の冷蔵庫が絨毯の上に置かれている、客室にあってしかるべきだが、唐突感は否めない。あまりよくないようなことを書いているかもしれないが、私としては満足な客室だ。
タオルなどを入れるカゴも用意されている、これはうれしい。
たまに袋さえもない旅館(ホテル)もあるからね。
こちらが備え付けのお風呂場、古さを感じるが重厚な造りだ、しかしここを使うことはなかった、なぜなら眺望露天風呂があるからだ。しかし、全てが良いわけではなく、翌日の風呂にはがっかりしてしまった。
お手洗いは最新ではないものの洗浄付きトイレだ。
バルコニーに出てみる、風は冷たい、しかし澄んだ空気が気持ちいい。
ガラス越しと実際の景色は、まったく異なる。
やっぱり、直接風を感じたい!
正面に湯河原の街灯が見える、その先にははっきりとは見えないが海の存在を感じることができる、それは明日の楽しみとしよう。
そして光線が流れていく、
あれは東海道本線、おそらくは熱海行きだろう、車両編成は長いので見応えはある。
一方、こちらの窓からの眺望も見ておこう。
正面眼下には東海道新幹線が走っている、はじめは全く気付かなかったが、音をたてて高速の光が通過していくので、その存在をしっかりと確認することができた。
闇夜を駆け抜けていく新幹線。
バルコニーからも斜めに見ることができるが、こちらは正面となる、
眺望山荘は東海道本線・東海道新幹線を眺めることができる絶景ホテルなのだ、
そして相模湾を一望できるという最強コンボといっていいだろう。
上から眺めるのは気持ちがいい、これこそホテルステイに求めるものの1つだ!
ではもう一つのお楽しみの温泉へ行こう!
温泉に行くためには一旦、外を通る必要がある、ここはドアを出て、外にでたところ。
完全に外、晴れていればいいかもしれないが、雨だと心配でしかない、それにこの階段はお年寄りには優しくはないだろう。寒いのでチャッチャッを登ってしまいましょう。
すぐに到着、山の上のさらに上に来たので眺望も期待はできるはず。
男性は右(眺望風呂)、女性は左(リフレッシュパレス)とかかれている、
「リフレッシュパレス」という言葉に少しだけ不安が残る・・・。
ランプにより、男/女と変わる。
私が来た時には誰もいなかった、途中からおじさんが入ってきて、いい風呂だよ・・としきりに言っていた、たしかにそうですね。
夜に入ったのでこのような景色は見れなかった、
しかしキレイな夜景を堪能することができ、格別な温泉体験となった。
いい風呂だった!
私が入った時はこのように開放的になっておらず、ドアが四方に閉まっており、
室内かと思ったほど(この写真をみて開けられることを知った)
こちらが翌日入ったリフレッシュパレス、
ジェットバスが完備されており、ボタンを押すと轟音をたててバブルがでてくる。
私が入った時にはガラス戸がしっかりと閉まっており、開けられると思わなかった。
さっきも書いたが、ここは眺望風呂とは全く評価が異なる、
あまり清潔感がない、ちょっとだけ入って出ることにした。
上記4枚は公式HPよりお借りしてます。
眺望露天風呂を堪能した。
その帰り、階段を下りていく際、正面には湯河原の街灯がきれいに見える、何気ない光景ではあるが、なんだか気分がいい!
部屋に戻り、置いてあるガイドブックを見る、「きび餅 小梅堂」
湯河原一の老舗、島崎藤村をはじめ様々な文人にも愛されたという。
「湯河原と文人」
湯河原ゆかりの文人が紹介されている、文人は逗留・温泉が好きだからね。
それに湯河原は歴史ある温泉地、文人が来ないわけがない、そんな場所といっていい。
島崎藤村、夏目漱石、与謝野晶子、谷崎潤一郎、芥川龍之介と名だたる人物が並ぶ。
そんな感じで夜がふかくなっていく、
瞼も重たくなってきた・・・・あのお茶に・・・(なわけない)
KITの事件簿 眺望山荘に泊ろう!〔2-1〕