「新幹線と共に歩こう!」の第22回目、酒匂川から小田原駅を歩きます! はたして、どんな景色を見せてくれるのか?!
「出発よし!」
東京から酒匂川まで歩き、今回は11日目となります。
そして、フィナーレへ!!
酒匂川を渡り終えて、小田原市扇町という地区を歩いてます、左にあるのは酒匂川です。
水門が見え、一列に並ぶ建物、中々かっこいい、NO,9まであるのか。
色褪せた案内板を発見!
コアジサシは絶滅危惧種であり、ここ酒匂川下流には集団繁殖地があるという。
雑草が繁茂した交通標識、これっていいの?
それとも芸術品として昇華されているのか??
正面を新幹線が通過していった、ここから小田原駅などは目と鼻の先だ、新幹線にとっては・・・。
小田原駅までは約2.5kmの距離、そのゴールは近い!
新幹線横に沿って歩いていく、しかしすぐに道はなくなり、新幹線高架下をくぐり、東海道線の高架下を通りぬけて行く必要がある。
(神奈川県小田原市寿町1丁目付近)
この辺りは今井ガード下を呼ばれる場所、それを抜けたところで最後の小休止をとることにした、夏の日陰は素晴らしく、理想の休憩場所になる、珍しいことに、この商店の端には鳥居があった・・・。
(神奈川県小田原市寿町1丁目付近)
この自販機はなんだ?!
「ハイクロンAドリンク」とかかれている、初めて聞いた言葉でもあった。
(神奈川県小田原市寿町1丁目付近)
140mほど歩くと、神社を見つけてしまった、それでは参拝をしよう。
(神奈川県小田原市寿町1丁目付近)
今井八幡神社という、これが小田原への最後の神社か・・と思ったが、まだありますよ神社は!!
(神奈川県小田原市寿町1丁目付近)
正面に見えるのは新幹線ではなく東海道線の防壁、反対側はとある工場の敷地となり、一般人が立ち入ることができない場所となっている。
(神奈川県小田原市寿町1丁目付近)
公園の奥が何やら怪しいと思い、行ってみると、奥へと続く道があった、これは隠し通路か?!(これを見つけた時は少しうれしかった(笑))
(神奈川県小田原市寿町1丁目付近)
ここでなんと富士山を見ることができた、今日は雲がかかっており富士山は難しいと思っていたところに、これが出現した!
もう、実物でなくとも、いいのだ!
(神奈川県小田原市寿町1丁目付近)
新幹線の通過音は聞こえるけど、その姿は見えず、ちなみにこの高架は東海道本線のもの。
《神奈川県小田原市寿町2目付近》
ここで東海道線、新幹線の高架下をくぐった、久しぶりの「新幹線のこちら側」だ。
《神奈川県小田原市寿町2目付近》
そして東京・小田原間最後の河川である山王川を渡る、これまで多摩川、鶴見川、相模川、酒匂川と大きな河川を渡ってここまできた、そしてこの山王川で締めとなる。
ここから新幹線沿線は約280mほどの直進道、これを抜けると駅周辺地域へと入っていき、新幹線沿いには多くの建物が並ぶエリアとなる。
大長院という寺院が道沿いにあった、遠くから手を合わておく。
少しだけ敷地内を歩かせていただいた、ここからも新幹線高架はしっかりと見えた。
正面は道が途切れてしまい、T字路になってしまっている。
《神奈川県小田原市栄町3目付近》
いつも通り迂回をしながら歩く、この迂回も最後かな。
《神奈川県小田原市栄町3目付近》
大雄山線の緑町駅、この路線には乗った記憶はない、地元客以外であれば、名前の通り大雄山最乗寺に行く人が乗るぐらいだろうか。
《神奈川県小田原市栄町3目付近》
緑町駅を過ぎ、すぐに新幹線高架下をくぐることになる、これが最後のくぐりとなると考え深い。
《神奈川県小田原市扇町1目付近》
そして次に見えてきたのは、小田急小田原線だ。
この景色は、車内から幾度も見たことがあるが、逆にここから列車を見るのは新鮮に映る。
小田急線の踏切を渡る、向こうに見えるのは、もちろん新幹線の高架だ、小田原駅直前で新幹線と小田急は交差する。
《神奈川県小田原市城山1目付近》
こちらは延命子育地蔵尊という、こちらも幾度となく・・以下略
では参拝をしよう!
参拝をしていると、ロマンスカーが通過した。
次に新幹線が通過して行った。
その少し奥にある大稲荷神社を参拝、ここには四つの社が入っていた、撮影禁止との張り紙があったので、あまり画像はアップはしない、けど、あとでわかったが、特に問題はなさそう。
大稲荷神社、愛宕神社、錦織神社、田中稲荷社、境内はそれほど広くはなかったけど、凝縮されたいい神社だった。
人懐っこい猫もかわいかった。
そして近くにあった・・谷津満願弁財天を通過。
正面には新幹線の高架が見えていた、
ゴール直前にして、寺社仏閣巡りに勤しんでしまったが、ここで本来のルートへ戻ろう!
そして通過する新幹線、一部しか見えなかったが、これはこれで満足だ。もう、ゴールはすぐそこだ。
道路へ出ると、新幹線ホームの端が既に見えていた。
背後では通過音が聞こえた、これが最後の新幹線通過となった。
そした、ゴールの小田原駅が見えた!
新幹線口のシンボル、北條早雲公の像だ。
ゴール!
東京八重洲口をスタートして、ようやく小田原駅に到着した、最短ルートならよかったのだが、さまざまな迂回、寄り道をして、実際には何キロ歩いたのかわからない、でもいろんな出会いがあり、飽きることのない旅だった。
感傷に浸っている時間はなく、新幹線の発車時刻が迫っていた、この駅はこだまと一部のひかりしか停まらないので運行本数は少ない、だからこそ乗り過ごしたくはない。
意外にも乗車率は高く、普通車は80%を超えていた、仕方なく比較的空いているグリーン車に乗ることになった。
では、これまで歩いてきた道を車内から眺めようではないか!
売店で買ったパックコーヒーにストローをさしている間に酒匂川を通過してしまった、
『圧倒的じゃないか、新幹線は!!!』
そして一口すすった瞬間に、小田原ダイナシティを颯爽と通過してしまった。1分ぐらいしかたっていないのでは?!
大磯地区、この辺りの散策は気分よかったな~と感傷に浸る暇なく、1秒で通過・・。
走馬灯かよ?!
これまでの思い出の場所を「これでもか!」と言わんばかりに高速通過していく(笑)
何気ないこんな景色も憶えているゾ!
新幹線の見える家へ通じる道だ!
1時間以上かかった相模川渡河も5秒の刹那・・・。
ランドマークタワーが見え、マルエツが見えた、ここは西谷地区、相鉄線沿線だ、東京・小田原間の景色は手に取るようにわかる!!!(嘘)
新横浜駅に到着、本来ならここで降りるのだが、今回は東京まで行きます!
「特に用事はないけど!!」
武蔵小杉駅を通過中、ここを歩いたのはまだ寒い冬だった・・・。
そしてここのカーブが東京・新横浜間の最大の醍醐味(KIT談)だ。
多摩川を渡河をして、神奈川から東京都へと入っていく、東京駅は近い・・。
武蔵小杉をで出ると、横須賀線・湘南新宿ライン・JR直通線との並走区間へと入る。
JR直通線もそれなりのスピードを出しているが、新幹線は涼しい顔で一気に追い越してしまう、気持ちいいね!
新幹線は品川駅へと入っていく、品川駅は建物の中にあり、一瞬地下に入ったような感覚になる。
品川を出た後は速度を落としてゆっくりとカーブを曲がっていく、隣りの新幹線は品川車庫へと入っていく回送車だ。
有楽町の東京交通会館を通過する、ここでは新幹線と同じ目線で見ることができる、東京を代表する新幹線撮影スポットがある。
フォーシーズンズホテルが見えてきた、もう東京駅だ、新幹線を眺める至高のホテルといえるだろう。
そして東京駅へ入って行く。
小田原から東京なんて、あっという間だった・・・。
新幹線にとっては短いが、私にとっては長く楽しい旅だった、全てのの景色の中を歩いたので、これまでの新幹線とは全く違う、車窓からの景色にまったく飽きることはなかった。
そしてスタート地点に3シーズンぶりに戻って来た、当時は冬、そして今は夏となっていた、江戸時代において成年男性は2日で江戸・小田原間を踏破したという、それを聞くとなにやってんだ、かかりすぎ!と思ってしまうが、それはそれ、これはこれなのだ。
自分にあった方法で目的を達成する、この考えが大事なのだ(あんた、何いってんの?)
ということで、長きにわたってしまった「新幹線と主に歩く旅」を終えたいと思います。