KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

【やくもの旅】特急やくもでゆったりと出雲市へ行こう!

岡山に来ているKIT、

これから国鉄型特急やくもと共に出雲市へ行きます!

 

ここは岡山駅の2番線ホーム、停まっているのは特急やくも9号です

 

L特急のロゴ

国鉄時代はL特急と呼ばれていた、その名残がこのヘッドマークに目みえ、今年4月より新型特急に順次置き換えられ、いずれ消滅する運命にある

 

行先掲示板は電光になっており、国鉄時代からのリニューアルした跡を感じることができる、行先は出雲市駅であり、岡山駅から約3時間ほどで結んでいます

 

乗車後、すぐに座席にはいかず、まず洗面所に行ってみた・・・。

昭和の香り漂う佇まい、しかし水道は自動にリニューアルされていた、そして左にあるのは・・・。

 

エチケット袋(=通称・げろ袋)

他の列車では見かけないものが、ここ特急やくもにはあります、

これは勾配区間が多く、カーブが多い山岳路線を走ることから、速度を落とさず走行する為に独自の振り子機構が搭載されている、それを『自然振り子式』というが、カーブの入る時と出る時に、車体が遅れて傾き、その揺れが不自然に大きい為、乗り物酔いをする人が出てしまうのだ

 

1号車・グリーン車は、2+1の3列座席となっており、ゆったりの言葉通り、座席が大きくとられている、今回の旅では普通車両には乗っていないので、普通車にゆったり感があるかはわからないが、ここはゆったりとしていた(笑)

 

今回座席を予約する時、A席かC席か、迷ってしまった

結果として2列席のA席を選択したが、これはかなり多くの区間高梁川と並走する、その景色を眺めることを目的としたからです、他方C席であれば、大山や宍道湖の眺めがあり、最後まで悩んだけど、宍道湖はデッキで見ることもできるし、それは数分のことでしかないが、高梁川などの開放的な景色はかなりの時間を走ることになる、C席であっても高梁川を見ることができるけど、その多くはA席に軍配があがる

 

グリーン車なのでフットレストがついている、私としてはフットレストは使用しないので無いほうがいい、新幹線でも使ったことはない、

この車体は『ゆったりやくも』の愛称の通り、前の席とのピッチが長く、ゆったりと座ることができた、足を組んでもあまり窮屈にならない程度にはゆったりだった

 

座席のこの隙間が独特な形になっている、これにより右斜め前方を見ることができる、見る必要性はまったくないので、そういう仕様ではなく、デザインとして採用されているものと思うのだけど

 

4月中旬の景色、緑が息吹、青空に映える季節、躍動を感じるよね!

 

JR西日本のネット予約の広告看板が見えるけど、私も特急予約はWESTER(JR西日本のアプリ)でしました、遠出の旅は多くないがあると大変便利です!

 

岡山の2番線ホームで買ったお菓子、

さっきのエチケット袋をみて、食べることをためらってしまう、私は乗り物酔いするタイプではないが、どうしても『ぐったり、はくも』という揶揄した言葉が脳裏に浮かぶ、これは『ゆったりやくも』をなじった言葉だ

 

そして高梁川橋梁を通過、ここで山陽新幹線とやくもは交差することになる、残念ながら新幹線の通過を見ることはできなかった、なんでもここで新幹線を見ることができれば幸運が訪れるとか、訪れないとか・・・・・・。

 

桜前線は散り始め、しかしまだ咲いくれている桜たちもいた、これはうれしいサプライズです

 

特急やくもが結ぶ路線は「伯備線(はくび)』という、この路線の魅力はこの景色にあると思う、しかし残念なのはやくもの窓が霞んでいることだ(=長年の蓄積された汚れというべきか)

 

道路もやくもと並走する区間が多く、それもいいアクセントとなっていた、この辺りの川はまだ太平洋に向けて流れていた

 

新見駅に到着、ここにはホテルが2軒ほどあり比較的大きな町だ、初めは、この町で泊り、この辺りで特急やくもを撮影しようかと考えていたが、やはり乗り通すべきと考えて変え、出雲へ行くことにした

 

ポツンとベンチ、なぜ2つ、なぜ背合わせ

 

芸備線との分岐、意外といっては申し訳ないが、姫新線芸備線、こんな場所にも走っていたことに若干の驚きがあった

 

ここで「緑やくも」とのすれ違いだ、伯備線は単線なので度々駅で停車する

 

新緑以外にも桜が見れるのは楽しい、景色に見飽きることはない車窓、その中を小気味よく走っていく特急やくも、でもすごく揺れる

 

生山駅、ここはやくもの停車駅であるが、通過するやくももあったりもする、

ホームにかかれているのはWESTEXPRESS銀河の歓迎用と思われる

 

あの像はなんだろうか、ものすごい存在感

 

向こうに見える山が大山だろうか、あれだけ存在感が違っていた

 

ついに米子駅に到着、しかしまだ出雲は先ですが、山陰まで来たぞ!といった感がある

 

島根県の中心都市・松江駅、この頃には岡山から2時間35分ほど経過していた

 

そして最大の見せ場、宍道湖の眺望です!

 

これは特急やくもだからこその一風変わった景色を見ることができる、

振り子走行により、景色が上下に流れていく

 

デッキに移動して宍道湖を眺める、天気でよかった~と思える瞬間だ

 

「列車が高速で通過します」の注意看板

 

気になる石像群、これとやくもを同じフレームにおさめたい!

 

ここは荘原駅周辺、本日はこちらが最寄り駅のホテルに泊まります

 

14時18分、ついに終点・出雲市駅に到着

 

ヘッドマークはすぐに回送になってしまいます

「よし、ゆったりやくもと全区間、乗り通したぞ!」と静かにガッツポーズ

 

これまで新幹線3時間、特急やくも3時間、合計6時間のひらすら乗車の旅、乗っているだけだが疲れたよ

 

ゆったりやくも

右が『やっくん』といい、左が『ももちゃん』というイメージキャラクターです

まぁ、グリーン車ということもあり、ゆったりと出雲路の景色を楽しむことができました

「モハ381」

独特のカラーリング、くすんだ色が『いずも』にあっていると思う

 

2024年4月6日から特急やくもには新型車両が投入されていく、そしていつかはこの国鉄型最後の特急も姿を消すことになる、それがいつになるかは、現時点ではわからないけど、それほど遠い将来ではないことは確実です

 

明日、再びこのゆったりやくもに乗り、宍道から岡山に戻ります、明日も楽しみです

 

では一旦、駅を出よう!

 

【やくもの旅】特急やくもでゆったりと出雲市へ行こう! 完

 

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