ザ・ロイヤルエクスプレス乗車記の第2弾となります、ロイヤルな旅も折り返しへ!!
現在、こちらの「ザ・ロイヤルエクスプレス」に乗り、伊豆への旅を楽しんでいる最中、見ての通り大変豪華な列車であり、もちろん車内も豪華である。
車内にはピアノがおかれ、先ほどまで生演奏を聴きながら昼食を食べていた、そしてバイオリニスト大迫淳英氏の『ザ・ロイヤルエクスプレスのテーマ』も最高だった。
列車内では駅弁しか食べたことがないため、このような優雅なものを初めて知った!
『列車で食事・・特に興味がないね!』と考えていた昔の自分を恥じたい(笑)
画像はランチ最後のデザートであり、食べ終わった時には伊東駅に到着していた。
そして「ザ・ロイヤルエクスプレス」は伊豆急行線内へ入っていく!
伊豆高原らしい景色が車窓に広がる、このように高い場所から海を見下ろす景色、伊豆高原駅はもう近い。
13時50分頃、伊豆高原駅に到着した、ここでは30分ほどの自由時間が設けられており、伊豆高原駅内を自由に散策することができる、では行こうか!
車外に出ると、さっそくお土産品をいただいた、中身は地のりだった、ホームでは簡易的な机で海産物などのお土産を販売していた、特段珍しい品もなかったけど、旅ではその土地にお金を落とすのは旅人の務めでもある・・もちろん買いました。
ロイヤルエクスプレスのバッジを付けていれば、改札外も自由に出ることができる、では行ってみよう!
伊豆急行線を撮影した写真が展示されており、なかには「ザ・ロイヤルエクスプレス」の前身である「αリゾート21」があった、この車両は東京・伊豆急下田間を走っており、是非とも乗ってみたい列車の一つだった、今では大リニューアルしてしまったけど、夢がかなったので・・よかったのかな??!
駅改札外にはこのような庭園エリアがあり、水琴窟・祠などがあった、ここからはホームに停まっている「ザ・ロイヤルエクスプレス」を見ることができた。
ここに来て気づいたけど、この庭とホームは行き来ができるようになっていた、帰りはここから乗車をすることにした、改札外にはお土産屋などもあるけど、やはり「ザ・ロイヤルエクスプレス」の撮影はしたいよね。
※結果として、横浜駅と伊豆急下田駅ではゆっくり撮影できる時間はなかった。
こちらは先頭・1号車、丸みを感じさせる柔和なデザイン、やはりαリゾート21の面影を感じることができる。
「旅の手帖2004年6月号(交通新聞社)」よりお借りしています。
これはこれでかっこいいよね!
「旅の手帖2004年6月号(交通新聞社)」よりお借りしています。
「R」のロゴの下の部分は「伊豆の雫」をイメージしたものと聞いた。
こちらは同じ1号車、段々状の展望車となっており、今回の乗車ではここに乗ることはできない、少し勿体ないな・・・とは思う。
先頭車が1号車となり、最後尾は8号車の8両編成で運行されている、
「美しさ、煌めく旅」いうコンセプトだ。
「R」と王冠をふんだんに使用した専用ロゴ
乗降はここ1ヶ所となり、クルーが出迎えをしてくれていた、こちらの窓のロゴもまた違ったものとなっている。
リゾート21「キンメ電車」・「黒船電車」の兄弟車としての面影がよくわかるフォルムだ。
横浜駅ではゆっくりと撮影する時間が無かった為、伊豆高原では、しっかりと撮影することができた、ホームにはほぼ乗客以外のお客様がいない状態であった。
伊豆高原駅貸切のような状態だった・・・。
普段、「ザ・ロイヤルエクスプレス」はここ伊豆高原駅の車庫手前辺りで停泊している、その姿は何度か見たことがあるけど、まさかそれに乗る日がくるとはね。
近くには「サフィール踊り子」の横断幕が掛けられていた、こちらも首都圏から伊豆急下田を結ぶ豪華列車だ。
「ザ・ロイヤルエクスプレス」はさらに上をいく超・豪華列車だ!
では車内に戻ろう、伊豆高原出発後は車内の散策時間が設定されていた、これもまた楽しみ!
4号車・キッチンカーを通過、この列車には1車両がすべて厨房になっている車両がある、力が入っている!
お隣りでは、特急踊り子号とすれ違い中だ。
車内はクリスマスバージョンに!
車内はその運行時に季節により、展示品が販売品などが変わってくる、常に楽しさは動いているのだ。
私にとって、この乗車が今年一番の出来事になった。
全部買いたいけれど、かなりの種類のオリジナル商品が展開・・これは悩む。
マグカップとコースターは悩むことになく即決!
※宿で気づいたが、大迫氏のCDを買いそびれてしまった・・・。
3号車はマルチカーとして使われている、現在はクリスマスマーケット仕様、本場ドイツやデンマークから取り寄せた品々とのこと、1つぐらい旅の思い出として買っておいてもいいかも・・・(もちろん買いました)
次に2号車に移動、今回の運行は以前のように多くの参加者がおらず、車内ではあまり人と会うことはない、そのため、今回はプラチナプランとクルーズプランしかなく、ゴールドプランはなくなっていた、中にはこのように使われていない車両もある。
2号車の2人用の席、今回のクルーズにおいても、お1人様は2組ほどいた、別の車両ではあるけど、このような2人席での列車旅、これはこれでありだな・・と思った。
1人での参加に躊躇する人もいるかもしれないが、そんなことは気にする必要はない、1人ならではの楽しさもあるのだからね。
担当クルーより天井絵を見てほしいと聞かされており、たしかに素晴らしい造り、列車の天井が円形であることなどあり得ない、優雅に楽しむ列車だからこその造りだ。
ゆっくり見ていたいのだけど、見学時間は30分と設定されている、クリスマスマーケットでけっこうな時間を使ってしまったので、他の車両をじっくりと見ることができなかたのは少しばかり残念だった。
綺麗に飾らている、埃など皆無、それぐらい清潔にされているのがわかる。
抜け目なし、粗無し、全方位ですごいよ!
お手洗いの質感も高い!
ネイビーで統一された高級感、ネイビーっていいよね!(KITはネイビー好きだ)
蛇腹のカーテンの中には、バッグなどが置かれている、そのため事前に荷物札をもらっているのだ。
そして先頭車両・1号車まで来た、ゴールドは好きではないが、このゴールドは品があり、良いゴールドだ!(笑)
こちらは本来、ゴールドプランの乗客たちが乗る車両でもある、他の車両の質感とは少し異なることがわかると思う、とはいえ、十分に凝っており高価な造りであることには違いはない。こちらは、子供連れのファミリー用という感じかな。
こころなしか、席も狭いようにも感じる、この車両も乗客は無しだ、展望車で3方向からの流れるダイナミックな景色を楽しみたかったが、今回の席も素晴らしく、優劣は付けられないかな。
窓枠には「組子」と呼ばれてる木工伝統技法がつかわれており、この精巧さも是非みてほしいところだと思う。
座席の窓にも組子技法を用いた引き戸が備わっていた。
そして伊豆高原駅を出発、関係者が手を振ってくれている、ひさしが降りており、手をふることができなかった・・・これは残念無念だ。
では最後尾へ向かおう。
伊豆へは何度も来ているけど、この列車から見える車窓はこれまでとは全く異なる、流れる木々でさえ、そう感じるのだから・・・。
最後尾車両、全体的に暗め・・・シックと表現すべきか。
この車両も本日は使用しておらず、見学のみの車両であった、実に勿体ない!!
こちらの車両前方も、組子と呼ばれてる技法の装飾がされている。
本棚がおかれ、書斎として使えるように造られている、収まりが良さそうなシート、それに柄がとってもオシャレであり質感は非常に高い。
机は可動式になっており、配膳がない時は半分のスペースにすることができる、奥の人が席から離れる時も非常に楽だ。
では5号車に戻ろう。
これより東伊豆海岸線へと突入する、伊豆旅行ではこの区間が最大の見せ場となる。
現在は片瀬白田(かたせしらた)駅を通過中。
海岸線を走る区間、波打ち際も見ることができ、これからの伊豆旅行への期待感を感じさせるものとなる、もちろん、クルーからも東伊豆海岸線の案内がされる。
本日は晴れていたが雲が若干多い日だった、残念ながら伊豆大島を見ることはかなわなかったが島影はかすかに見えているようには思えた。
最後に水戸岡鋭治氏のクリスマスカード、「ザ・ロイヤルエクスプレス」缶に入ったチョコレートコーティングの柿の種をお土産に頂いた。
先程購入した商品の清算を席で終えた・・・けっこう買ってしまったな・・・。
(後悔はしていないが)
とうとう・・寝姿山が見えてしまった、下田はすぐそこだ。
伊豆急下田に着きたくないと初めて感じた瞬間だった。
ついに伊豆急下田駅に到着してしまった。
これは旅の終わりと伊豆での新たな旅の始りという複雑な感情が錯綜するものとなった。
1号車付近ではバイオリニストの大迫氏が生演奏で伊豆の旅への門出を祝ってくれた、また着物をきたご婦人からは一輪のカーネーションを頂いた。
「ザ・ロイヤルエクスプレス」による横浜から下田への旅、これだけで終わったとしても美しく煌めきのある旅だった、それほどまでに楽しく、新しい体験ができた旅でもあった。
また、時間をあけて煌めく旅をしたいと感じた。
改札外の待合室もかなり前からザ・ロイヤルエクスプレス仕様となっている、ホームにはまた「ザ・ロイヤルエクスプレス」が停まっているが、KITの伊豆の旅の第二ステージは始まったばかり、では行こう!
伊豆旅行・豪華列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」に乗ろう!(2-2) 完