旅の全行程を終え、あとは横浜に帰るのみ、サフィールなら横浜までも楽しい旅になります。
時刻は15:30、伊豆の旅行を終えて、あとは横浜に帰るのみとなりました、寂しいやら、旅が無事に終わりホッとするやら・・複雑な気持ちになる瞬間でもある。
目の前では、特急踊り子号が出発時刻を待っている、行先は東京駅、横浜も当然ながら停車するので、これでも帰ることはできるけど、伊豆旅行に来たのなら是非とも乗りたい列車がある。
「お、来たぞ!!」
ラグジュアリートレイン「サフィール踊り子」
2020年3月14日のダイヤ改正からスーパービュー踊り子の後継車として運転を開始した、今なお乗車率は高くチケットを獲得するのは大変困難なのだ。
これから乗車するのは臨時のサフィール踊り子4号・東京行きは16:39発だ。
16時25分頃には改札が開放された、下田駅は自由にホームには入れず、改札が制限されている。
※多くの場合、出発の10分前から改札が始まる。
やはり特別という意識が強い車両・・・。
多くの人が写真を撮っている、他の特急とは一線を画するこのフォルム、やはり伊豆へ行くなら、伊豆から帰るなら、サフィール踊り子に乗りたい!
この車両には普通車は無く、すべてがグリーン車以上であり、最低ランクがグリーン車という・・・特別な編成なのだ。
伊豆急下田から東京行きは上り列車となり、最後尾の1号車はプレミアムグリーン車となっている、2号車・3号車は4人個室・6人個室として割り当てがされている。
【↑:1号車プレミアムグリーン車】
ここは贅沢に座席が1+1となっており、座席がシェルのように囲われている、車内はシックを意識しているのか、かなり暗く、座り心地も値段に比例して、良いというわけではない・・・・・のが残念。
決して悪くはないけど、グリーン車で十分に乗り心地は良いと個人的には思う。
【↑:4号車カフェテリア】
食堂車といっていいだろう、今日本で食堂車がある特急はいくつあるのだろうか、これだけでもサフィールの特別さがわかるだろう。
また、ここで食事をするには事前にサフィールペイによる決済が必要となる。
【↑:5号車~8号車グリーン車】
この車両では最低ランクのグリーン車、この表現が異常なのだ(笑)それがサフィールの特別さを際立たせる、座席カラーもホワイトベージュを基調としており、天窓から見える青空、そして差す光りもあり、とても明るい雰囲気の車両であり、座り心地もとてもよい。
「サフィール踊り子4号」・・これは撮らないとね。
私たちは2号車だ、改札を出てすぐの乗車となってしまう、もう少しサフィールの横を歩き、余韻を味わいたい(笑)
2・3号車は個室専用車両となり、通路はこのように狭くなっている。
ここだ、入ろう!
6人用個室です、正面に4席、窓際に2席とあり、計6席となります、実際に6人だと狭く感じるので4人ぐらいがちょうどいいと思う。
個室はすべてが海側に向いています、伊豆急行線の醍醐味は東伊豆海岸線であり、海側に向けることは必然ともいえる。
通路から6人用個室を見ると、このような感じになります、ブラインドは付いているので、通路からの視線が気になる人は降ろしておこう。
ライトの下にはコンセントとUSBポートを完備、これが両サイドに置かれています、また正面(通路側)の窓は開けることができ、ここでデリバリーの出し入れをすることができる。
壁際にはパネルや海に関連するものがディスプレイされている、よくわからないけど、雰囲気で感じろ!といった感じかな。
この①~④のスイッチでこの部屋の照明の照度を調整することができる。
ホームに目をやると、サフィール踊り子と昨日乗ったザロイヤルエクスプレスの看板が見えた、感慨深いな。
列車は16時39分定刻通りに伊豆急下田を発車した、
伊豆急下田出発後、しばらくすると見えてくる、あの神社がいつも気になっている、いつか行ってみたいと思っているが・・・。
赤い橋と海が見えれば、そこは河津だ。
サフィールの特徴でもある天窓、青空と白い雲が流れていく、この狭い窓からの青空が心地いい。
稲取を通過中、銀水荘が海岸線に見えてくる、また行ってみたいと思えるホテルだ。
海沿いを走る区間・東伊豆海岸線へ入っていく、今日は強風注意報が出ている、大迫力の中、サフィール踊り子は海岸線を駆け抜けていく。
伊豆熱川、伊豆大島がはっきりと見えている、それにしても大きい!
海がちらちらと見え隠れ、遥か向こうの島影が旅情をさそう。
伊豆高原駅、ザロイヤルエクスプレスが昨日仕事を終えて停泊していた。
「昨日はお疲れ様でした。」
少し空が変化してきた、それでもまだ明るい、11月にサフィールに乗った時は真っ暗だった・・・・やはり春の旅は時間が長く、少し得した気持ちになる。
うっすらとオレンジが雲にかかってきた、サフィールから見る夕刻から夜への移ろい・・・そんな列車旅も悪くない、というかサイコーとしか思えない。
事前にサフィールペイで注文していたカレー、個室利用時ではカフェテリアではなく、アテンダントが客室まで持ってきてくれる。
列車の中でカレーを食べ、流れる空と海を眺める、旅っていいね。
今回は珍しくアイスも購入、カレーの後のアイス、うめ~!!
ホットコーヒーに富士山パン、それにブラウニー・・調子に乗って買いすぎたかな、旅って財布の紐が緩くなってしまう、でもたまにはいいよね。
サフィール踊り子の旅、何度乗っても素晴らしい。
小田原を過ぎると建物が流れるようになり、横浜を意識し出す、サフィールは時間の流れが早いのだ。
また、乗りたいな。
伊豆旅の帰り・サフィール踊り子6人用個室で帰ろう! 完