和歌山、雑賀崎の旅へ!!
今、私は和歌山に来ている、正面に見えるのは雑賀崎の町並みだ。
これからあの町の中を歩いてみようと思う、きっと楽しいに違いない。
(そして、季節は夏、書いているのは冬・・・。)
雑賀崎の町の中を歩き始めた・・・。
道が狭く、迷路に入り込んでしまったかのような感覚に陥る、
『これは・・いい!!』
すぐにクランク、多くの道がこのように入り組んでいる。
『た、楽しい!!』
両脇には民家があり、すぐに正面にも民家が現れ、左か右へと路地が続いている。
『この閉塞感・・いい!』
歩いていると、テレビの音声が聴こえてくる、平日の昼下がり・・・といった感じだ。
『このまったりとした雰囲気、いいな!』
「明日は休みます」
では今日はやっているのだろうか、やっているようには思えないな~と考えながら通過、そもそも何を売っているのだろう。
いい雰囲気の井戸が目に入ってきた、まだ使えそうな感じだ。
最初に目指したのは「極楽寺」 ここは雑賀衆に本拠地だった場所らしい、雑賀崎の集落にはこちらの寺と神社がそれぞれ一つある、まずはその2つを目指すことにした。
極楽寺、静かな参拝をしよう、それにしても暑い日だ。
まずは極楽寺参拝を達成、次は衣美須神社に行こうと考えている、地図を見ると、横移動はできず、一旦集落を出てから、神社へ続く路地を歩かねばならない。
『う・・めんどくさい・・・・。』
民家と民家の間には、さらに民家がある・・・そんな感じだ。
極楽寺の近くには和歌山雑賀崎郵便局があった、この中は涼しいんだろうな~、入りたいな・・・などと思いながら通過。
あらゆる路地は漁港へと繋がっている、ここでUターンしよう。
ここで気になる路地が目に入ってきた、次は神社を目指す予定だったけど、この路地の誘惑に負けてしまった、よし行こう!
先ほど、雑賀崎の集落の遠景を見ると山の斜面に町が形成されている、当然ながら先へ進むことイコール上り坂になっている。
「レモンの丘公園」の案内看板が見えてきた。
ここには最後に行く予定だった、ここまで来てしまったから、行くべきかどうか、迷いながら進んできてしまった、引き返すことの難しさってあるよね。
猫との遭遇、うだるような暑さ、猫もへばるよね。
なんて魅力ある階段だろうか、水分がすべて干上がってしまったような道を行く。
横へ伸びる道があり、それが展望台のようになっていた、時折吹く風が心地いい。
山の谷間にびっしりと民家群が伸び、海が広がっている。
最高の景色だ!
入り組んだ路地、不自然な階段、そんな感じに来訪者の私の目には映るけど、必然性があることに違いはないのだろう。
まだ中腹といった感じだ。
先ほど居た絶景ポイントを見ている、海と共に生活している町、雑賀崎。
またまた、えぐい階段が立ちふさがる。
屋根が目線と同じ高さになることは普段の生活にはない、でもここでは日常なのだ。
そして高台に到着。
ここは「沖見の里」という場所だ、そして旧雑賀崎小学校跡地とも書いてあった、雑賀崎の漁業の歴史は室町時代までさかのぼり、ここから海の沖の様子を見ていた。
眼下に見えるのはレモンの丘公園だ。
レモンの木の先には雑賀崎の民家が見える、こういう景色も好きだ。
イタリアのアマルフィに似ているといわれるだけあり、イタリア総領事とレモンの木を植樹したという。
民家群の隙間から見える海、不思議ではないけど、ちょっと変わった景色は好きだ。
「レモンの丘公園」
乾いた空気に鐘が響く・・・。
奥和歌大橋、その裏の斜面にあるホテルなどが見えた、
いい景色だな~私が求める景色がここにあった。
和歌山の旅・雑賀崎の町を歩こう!①