小田急線は特別好きではないけど、このホテルは圧倒的だった、小田急線ファンは当然として、それ以外の人にもおすすめができる、特別感を味わうことができる数少ないホテルでもある。
静岡県・JR東海の御殿場駅、これから相模大野へ乗りこみます!
エントランスは3階にあり、小田急線の改札階と同じとなるので便利だ。
※昼は人の往来が激しく、早朝に撮っています
小田急線を跨ぐ橋端からホテルを撮影、相模大野駅と一体化している造り。
窓が大きくとられているコーナールームがある、あの部屋からは箱根方面をのぞめ、眼下は絶景トレインビューとなっている。
こちらは正面、繁華街側となる、小さな縦長の窓がいくつも配置されている、こちらは一般的な客室になっており、あまり眺望は期待できそうにもない。
こちらは3階エントランス、小田急の改札と同じ階であり、2分もかからずアクセスできる、自動扉の向こうには多くの人が行き交っており、相模大野は大きな街であることがわかる。
フロントは7階、客室階は11~14階に配置されている、ではチェックインしよう!
時刻は14時少し過ぎ、こんな早くホテルにチェックインするのはとても新鮮だ。
フロントは小さくまとまっており、とても簡素に感じる、フロントの対応はとても丁寧であり気持ちがいいものだった。
エレベーターホール14階、ここは最上階となる。
14階エレベーターホールに上がってきた、全体的に古さはあるものの清潔にされているという雰囲気は伝わってくる、近くには製氷機とドリンクの自動販売機コーナーがあった。
私のアサインされた客室は最も端となり、少しだけ歩く必要がある。
今回予約したのは「プレミアムダブルルーム」であり、宿泊料は一般的な客室の倍以上はする。たしかに倍以上してもこの景色は見たいと思えるものだった、眼下には大パノラマが広がっており、かなりの感動をおぼえる。
全体的にホワイトで纏められており、とても清潔に感じる。その1つの窓でも一般的なホテルより大きいにもかかわらず、それが上下左右に4つは配置されており、その開放感は非常に高い!
客室に入ると、左にお手洗い、右にバスルーム・洗面所が配置されている。
部屋の奥にはデスクが配置されており、広さとしても問題はない、ここには縦長の窓が配置されており、眼下には繁華街、奥には住宅街、遠方には山々を見ることができた。
ベッドは180cm幅のキングサイズ
ナイトテーブルには照明のコントロールパネルとコンセント2つが配置されており、問題無し。
ナイトウェアはワンピースタイプであり、気ごごちは良かった。
この部屋のもう1つの特徴は「炭酸泉」だ、お風呂が炭酸泉仕様となっており、自室に居ながらも温泉気分(?)を味わうことができる。無料のミネラルウォーターは箱根の水、小田急としては当然のチョイスといえるだろう。
入口のすぐ左側にはお手洗いがあり個室、そして最新式のシャワートイレだ、ドア横にある花瓶がかわいらしい。
右側には洗面所、ドアの向こうには個室のバスルームになっており、3点独立式の100点満点の配置だった。
アメニティー類も過不足なく、入浴剤がおかれていたのはうれしい。
バスルームにはテレビが設置されており、それを見ながらゆっくり入浴することができる、炭酸泉の入浴は15分~20分とされており、落ち着きがない私でもコレがあるおかげで20分は入ることができた。
このボタンを押せば20分ほどで湯はりをしてくれる、超簡単そして便利。
浴室側面から勢いよく噴射される炭酸水、温度については長く浸かっていられるために少し下げられているという。宿泊中3回も入ってしまった・・・。
炭酸泉は、お湯に炭酸ガスが溶け込んだ温泉のことであり、血行促進・自律神経のバランス調整、美肌効果も期待できるという、なるほど!! リラックスできたことは間違いない。
ドリップ式のコーヒーが2つあり、個人的にはうれしい。
延長コード完備、これはうれしい配慮だ、なにげにこれができていないホテルが多い、今やスマートフォンを充電しながら使うことも多く、それを想定していない時期に造られているため、時折ミスマッチがおきてしまう。
さすが小田急、箱根のパンフがおかれている。
そしてユーセン放送を楽しむことができる、こんなホテルは初めてだ。
チャンネルが多すぎて困る・・それにほぼ使うことはなかった、以前自宅に入れたいと思っていた時期があったけど、冷静に考えると必要ないよね・・・。
客室の配置図、中央に廊下があり左右に客室が配置されている、シンプルな造りだ。
正面には高いマンションが建っているけど、ここからは180度のパノラマビューが広がっている。
窓際には丸テーブルと椅子2脚を配置、ほぼこの場所で過ごすことになった、今下を走っているのは引退した「ロマンスカーVSE」だ。
こちらは「ロマンスカーEXEα」だ、展望車はないものの、デザインは洗練、かなりリラックスできる車内であり、個人的には好きなロマンスカーだ。
青いロマンスカーはふじさん号などで使われている車体、「ロマンスカーMSE」という、今回はこれに乗って相模大野にやってきた。
弧を描きながら入線するのは江ノ島線の新宿方面行きの列車だ、小田原線の上を跨ぎ、ここ相模大野で本線と合流する。
立体的に交差して、方向が2面に分かれていることもあり、ダイナミックな眺望になっている、これが1本の路線であれば少し物足りない気持ちになるのかもしれない。
こちらはパールブロンズカラーの「ロマンスカーEXE」江ノ島方面に向かっている、このようにロマンスカーがこれでもか!といわんばかりに走っている。
現在、江ノ島線の上下線が走っている、左側は片瀬江ノ島行き、右は新宿行き(4000形)だ。
こちらは通勤用の「8000形」今となっては最も古い車両であり、昔のカラーは白地に青いラインだった、これが小田急のイメージカラーでもある。
「ロマンスカーMSE」
このカラーはフェルメール・ブルーといい、地下鉄でも色映えするために設定、MSEは北千住~箱根湯本、新宿~御殿場の路線などで活躍している車両だ。様々な列車が来るので小田急の公式HPで車両確認をした(笑)
向こうには丹沢の山々をみることができる、とてもきれいな景色だ。
御殿場から「ロマンスカーMSE」が入線。
「ロマンスカーEXEα」通過
シルバーとメタリックとの2色配置、そこにレッドラインが伸びている、乗車時この車両であれば当たり、「EXE」がくれば外れと個人的には考えている・・・。
小田原線と江ノ島線の中央には車輛基地が配されている、ここからも車両の出し入れが頻繁にされていた。
4路線全てが走っている状態は意外とない、小田原線上下線、江ノ島線上下線の4路線だ、それでも列車が走っていない状態はほぼなく、何かしらの列車が走っており、小田急線の過密運行がよくわかる。
こちらはデスク側の窓からの景色、市街地ビューとなっている。
視線を下に動かすとボーノという商業施設と雑居ビル群が目に入ってくる、何気にボーノのイルミネーションが綺麗だった。
夜景も落ち着ており、とてもリラックスすることができた、この辺りは住宅街が多いため、夜景映えとしては低いけど、控えめの夜景も静かでいいと思う。
こちらが最も投入時期が新しい「ロマンスカーGSE(70000形)」
車体色はローズバーミリオン、とても派手やかで車内は優雅なもの、この展望席の確保は非常に難しい。
「ロマンスカーVSE」の引退は先日メディアで発表されていた、勿体ないと思うけど、2005年の投入、また17年ほどしかたっていないのにね・・・。それに「ロマンスカー」というネーミング、昭和チックでありながらも現代にもマッチした秀逸なネーミングであると個人的には思う。
朝食会場、ビュッフェ方式であり、6時30分からの営業であった、特筆するものはなく、無難に美味しいかったといっておこう。
(朝食:1,500円)
総評としては、とてもいいホテルだった、
・大きな窓からのトレインビューとパノラマビューの開放感
・炭酸泉・温泉入浴
とてもリラックスすることができ、清々しい気持ちでチェックアウトすることができた、リゾートホテルではないけど、いつもとは違うホテルステイを気軽に楽しみたいという人にはよい選択肢かもしれない。
小田急センチュリーホテル相模大野に泊ろう! 完